福岡のアントロポゾフィー空間 "Raum"~お知らせその他あれやこれや
by r-gaon
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2010年 01月 29日
当ブログには RAUM hp にアップしているお知らせや、RAUM を定期的に利用してくださっているクラスの Report などを掲載していきます. また、Gaonの個人的な興味関心にもとづく記事もあります. 皆さまのほうからもコメントなどありましたら、どうぞご遠慮なくご投稿くださいませ. RAUM 管理人 Gaon
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2010年 01月 29日
◇2010年の新年はとうに明けてしまいましたが、皆さま、明けましておめでとうございます.
忙しい忙しいと走り回っている間に、何と半年以上も更新できていませんでした.本当に、お詫びの言葉もございません.
…たくさんのことがありました.あれも書きたいこれも書きたいと思いながら、忙しさに紛れて言葉に残せなかった出来事のことを思うと、とても残念な気持ちになります.
でも、嘆いていても始まりませんね.心機一転、仕切り直して、またできる範囲で頑張ろう!と思います.今年もよろしくお願いいたします.◇昨年の夏以降は、定期講座の他には取り立てて大きなイベントはありませんでした.もちろん、シュタイナー教室のランタン祭りやリンゴローソクなどは、毎年繰り返し何度経験しても、特筆すべき体験となるのですが.
淡々と繰り返される日々の教室や練習の中に、さまざまな素晴らしい体験があり、新しく嬉しい出会いもたくさんありました.終わりのない修練、そういうものがラウムで続いていることこそが、最も大切なことのように思える今日この頃です.
しかしながら、2009年の年末に行われたペロルのクリスマス点灯式は、その前年とはうって変わって、今年は驚くほどたくさんの方々に来ていただき、2日間にわたって盛大なものとなりました.
特にすごかったのが、ペロルのオーナー・兼・らせん教室やシュタイナー教室講師である井手先生によるリコーダー(古楽)演奏と、シュタイナー教室のご父兄らによるピアノ演奏やオペラでした.ちなみに、このご父兄はプロの音楽家です.
また、飛び入り参加の大木さん(この方もセミプロ)によるギター演奏や、初心者ながら頑張ってくださったNさんのバイオリン演奏など、それはそれは楽しい一夜…いいえ、2夜となったのでした. この時の模様は、回想になりますが、是非 レポート したいと思っています.
…というわけで、今回は昨年の話題につきましたが、ラウムでは、今年もすでにいろいろな新しい試みが始まっています.暖かな春の兆しを、すぐそこまで感じつつ…皆さま、今後ともよろしくお願いいたします.
2010/1/28 雅音(Gaon)
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2009年 05月 18日
先週土曜日(5月16日)にラウムで “治療教育学習会”を行いました。この学習会は通常ラウムで行っている “Atem=治療教育を学ぶ会”とはまた別の会です。
メンバーは、福津市にある “福岡・賢治の学校” の先生方(牧野さんご夫妻、横山さん)、“国際アントロポゾフィー医学ゼミナール” でアントロ医療を学びつつ実践もなさっている医師の安達さん、大阪在住の治療オイリュトミストである岩橋さん、プリズムの豊田(Gaon)です。公立小学校で特別支援学級を担任されている先生も時どき参加なさいます。
シュタイナーの『治療教育講義』をテキストに、それを皆で読み進めていますが、単なる読書会ではなくそれぞれの実践の現場での実例なども提示しあい、皆で考えながら確実に検証していこうというものです。 シュタイナーのちょっと難解な表現(たぶん訳の問題もあると思うのですが)や、場面ばめんに応じた方便的な言い回しも、実際のケースに照らし合わせることで理解できることが多いのです。
また、シュタイナーの他の講演録や著書から理解への道筋がひも解かれていく場合もあります。シュタイナーの四大著書、 『神智学』、『神秘学概論』、『自由の哲学』、『いかにして超感覚的世界の認識を獲得するか』、加えて 『オカルト生理学』などです。 「これらの書物を読むことそのものが修行になる」と、シュタイナーが言っているように、たしかに毎日決まった時間をこれらの読書に充てると思考の訓練になり、他の生活や活動全般にもとても良い作用をもたらすようです(と、安達さんがおっしゃっていました)。 もちろん読み方も、ただ漫然とではなく、ある工夫をしていくとさらに自分のものになると言います・・・まさに「骨肉になる」という感じでしょうか。
こういうことを聞くと、ハッと意識が刺激され、やっぱりちゃんと読まねばならないな~と本気で思い出します。
「三人寄れば文殊の知恵」です。さまざまに収穫をいただくことができるということだけではなしに、皆で考える共同作業は、その行為そのものがその場所に何か力を生み出すような気がします。もっと読書会をする必要をひしと感じますね。
ただ、実はこの学習会、岩橋さんの来福に併せて・・・という設定なので、不定期で行っています。また、昨年の秋から始めて、これまでは順当に一月に1度は開催されてきたのですが、今後は岩橋さんのご都合と、それからメンバーが超級に忙しい人ばかりで皆の都合が合う日がないという理由もあり、何と!次回の開催は8月(未定)にできなければ来年の3月!?2010年ですよぉ!
・・・う~ん、安達さんの確実な主導のおかげもあり、内容が非常に濃く、とても充実している学習会です。実践には必要だと感じています。なのにそれは実際困ります。だから、どうにかして最低でも月に一回のペースで継続したい・・・と、只今思案中です。
この会に参加するには、ある条件がありますが、もしもシュタイナー医療や教育、治療教育などにご興味があり、なおかつ実践の場をお持ちの方がありましたら、ぜひ一度Gaonまでお問い合わせください。ある程度の参加人数が集まりましたら、この学習会とは別の形にはなると思いますが、新しい会を発足させることも可能かと思っています。 Gaon
ラウム toyoda@perol.net T/F (092)844-8174 *通常留守電対応になっていますのでFAXまたは留守電にメッセージをお願いします。折り返し返信差し上げます。
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2009年 05月 14日
もう1か月以上前のことですが、2009年の3月末にラウムで行われた アレキサンダー・ビンター先生によるワークショップ+その他のできごとについて回想します。 ~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・
3月23日(月)から26(木)の4日間は、朝から夕方まで毎日シヒテンで水彩画を描いていました。シヒテンというのはドイツ語で、透明水彩絵の具を幾層にも重ねていく描き方のことです。英語ではベールペイントと言います。 24日(火)夜には、ビンター先生の講義 『 アントロポゾフィーをベースにした色彩の本質 』 を受講し、ゲーテの色彩論を再認識しました。
*上は2005年に行った講座の際の写真. 後席の中央がビンター先生です. 4年ぶりに受けたビンター先生のワークショップでした。前回も同じようにシヒテンで 『 植物のメタモスフォーゼ 』 というテーマに取り組んで、参加者全員が大きな気づきに導かれたことを思い出します。 今回は 『 対極-高揚 』・・・そのテーマからも想像できる通り、よりダイナミックに、よりドラマティックに、色彩の体験に切り込んでいった感がありました。まさに色彩の本質というものに・・・わずかかもしれませんが、じかに触れることのできた4日間だと思っています。
また、今回は私も (スタッフではなく) 一参加者という立場だったため、とても解放された気分で絵画の練習にどっぷり浸かることができて、そういう意味では、あり得ないくらい幸せな時間を過ごさせていただいたのでした。
約1週間もお休みをいただいた [プリズム]の生徒さんたちには申し訳ありませんでした。が、生涯に何度あるかわからないくらいの貴重な機会でしたので、「より修行してバージョンアップした私を皆さんに還元しますから!」という気持ちで、休ませていただきました。ご協力、ありがとうございました。
では以下、超個人的視点にもとづく Report へ Go!~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・・・・実は、ビンター先生の絵画の講習が始まったちょうどこのとき、私はプライベートで困難な問題に直面していて、とても苦しい精神状態にあったのです。 でも後から考えると、このような特異な状況が 楽しみにしていたビンター先生の講座に重なってきたという、そのことには何かしらの意味があったのだと思えてならないのです。 つまり (おかしな話ですが)、尋常ではない苦しみの中にあったからこそ、色彩と感情が直接的に結び付くということが、私の魂において強烈に実感されたのかもしれない・・・そう考えるのです。 ほんとうに何が災いし、何が幸いするか・・・人生とは意のままにはならないものです。けれど、だからこそ目に見えない手による采配というものを信じたくなる、そして感謝したくなるのでしょう。 ビンター先生が4日間を通して参加者全員を連れて行こうとなさったのは、色彩を道徳的(=感情的)に感じることのできる 「場所」 でした。
私には、これまで数え切れないほど絵を描いてきたという自負がありました。 また、シュタイナーに触れてから 「色彩は道徳的なものである」 という言葉については、耳にタコができるほど聞いてきましたし、その極意を体得するためにトレーニングを重ねてきたのです。私がいつも教室で子どもたちに与えようとしているのは、まさにこのことに違いないのです。
なのに!・・・驚くべきことに、今回ほど濃密に色彩と対話し続けた経験は、私にとって生れて初めてのことだったと思えるのです。
前回もそうでしたが、ビンター先生は私に対してはあまり自分からアドヴァイスしてくださいませんでした。そのかわり私が求めたときには、いつも深いアドヴァイスをくださいました。そのアドヴァイスのどれもが、私の人生そのものに関わりのあるもの、また、今回は私が 「今」 置かれている状況に直結する助言ともとれるような、深くて力強い、示唆に満ち溢れたものに感じられるのでした。 ~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・
この講座の中でビンター先生がくださった言葉の数々を、思い出しながら書きます。井手先生の的確な通訳をさらに自分流に解釈していたところもあるかもしれませんが、全てが納得されるものばかりで、そのインパクトのあまりの強さにとにかく感動していました。・・・今も心に鮮明な言葉です。
黄色と紫色と朱赤色の練習のとき・・・「黄色を描くときには、どのようにしたら黄色(=光)が最も輝くか?ということだけを考えなさい。」 「あなたのこの絵の中で、今、光は十分に満ち溢れている。だが、光はもっと輝くことができる。そのために、もっと光の領域を犠牲にすることが必要だ。」 「光を輝かせるものは闇の存在だ。けれど常に、光と闇の双方のバランスを見ていかなければならない。」 「画面にたった一つでも異なる色の点を打ったときには、それまで均衡を保っていた全体(世界)が変わってしまう。それはある意味のショックでもある。けれど恐れずそれをチャンスに変えるのだ。」 「新しい展開が始まるためには、常に均衡が壊れる必要があるのだから。それを受け入れて、そしてまた新たなバランスを生み出すよう動き出しなさい。」 ~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・
3日目から青色と深紅色と朱赤色の練習に入ります。最初の青1色によって描く時、私は青の色というより筆致のみに沈澱していたのです。・・・私は明らかに苦しんでいました。プライベートな問題が影響してか、内面の動揺を表わすように筆は混迷し、自分でもひどいものだと感じていました。そういう私に対して、先生はずっと何も言われませんでした。 そして満を持したと感じられたときに(Gaonはそう思いました)、少し微笑みながら言われたこと・・・「青をそんなに細かい線で描くのではなく、もっと大きな面で描きなさい。」それだけでした。私は急に気持ちが楽になり、それまで描いた繊細な線をどんどん壊していくことができたのです。
しばらくすると先生がやってきて「うん、良くなった。そろそろ赤を入れなさい。」と言われました。そのとき私は、「赤は色彩の高進した最高の色であり、同時に闇の領域に属する色だと言われていますが、この場合は赤を闇と捉えるのですか?それとも光と捉えて描くのですか?」と問いました。すると先生は「深紅は熱の色だ。同時に、地獄の炎火であり、神の怒りの色でもある。」と言われたのです。 その瞬間、私は自分の行いを全て見抜かれたような感覚に陥り(・・・いったい何をしたって言うんでしょうねぇ?(笑))、けれどそのおかげでむしろ何かが癒される気がしたのです。
続けて先生は言われました。「ただ、ここでは赤が熱と温かみの色であることを忘れないように。あなたの絵はすでに青が大きく支配している。だが、その青に対して、ひるまずに赤を加えていきなさい。」「赤が青に自由に注ぎ込むように。今あなたが見るべきものは赤だけだ。」 「赤の強い輝きが青に囲まれた領域をぐっと押し広げるように、ひたすら赤を強めていきなさい。」・・・などなど。
実は、私にはあるときまで先生が「この紫の領域が美しいね」と褒めてくれたところも、自分では美しいと感じられなかったのです。そのことを正直に伝えると、「それはあなたの問題だ、私の問題ではない。」と、ちょっとお茶目にかぶりをふってから、「でも、美しいものは美しい。」と言われました。
・・・そういう言葉の数々に導かれ、夢中で描き進めるうちに終了時間が近づき、最後に私のところにやって来た先生は、驚きの表情を浮かべながら 「とても頑張った。一歩前に進んだ。」 と言って、我が事のように喜んでくださったのです。~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・私にとっては講座の間、無我夢中で描いているときだけは完全に救われていました。そして普段の意識に戻ると急に難問がムクムクと頭をもたげ始め、心を支配し、落ち込んで悲しくなったり、悩んだり・・・でもビンター先生からいただいた言葉と自分で体験した色彩の感覚から力を得たことで、前向きな考えが支配的になってきて高揚したり・・・なのに急にまた落ち込んで・・・. 諦めや希望など、さまざまな、それこそ対極の想いが交互に押し寄せ、大げさですが、もう発狂しそうな日々でした。
そんな中で、絵画の修行がリアルに内面の支えになったこと、そのことを今までになく強烈に実感できたことは、ものすごく貴重な経験になったのです。~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・ ↑これはビンター先生の作品です 今回は福岡と東京で、水彩のワークショップに併せてビンター先生の作品展示会も開催されました。福岡会場はラウム、東京会場はフォーラムスリーです。企画とオルガニゼーションは、全て井手先生ひとりでなさいました。たいへんなご苦労があったと思いますが、疲れた顔も見せずに、最後まで通訳も含めて皆さんのお世話役までつとめてくださいました。お疲れさまでした。
そのようにして、私たちに貴重な体験の機会を与えてくださったこと・・・いくら感謝しても足りないと思っています。本当にありがとうございました。 Gaon
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2009年 05月 14日
◆こんにちは.気持のよいお天気が毎日続きますね. 今年のゴールデンウイークもあっという間に終わりました.今年は世界的な不況の影響もあって、あまり遠方には行かず、ご家族や親しい仲間と近場でのんびりと楽しまれた方々も多いかと思います. 私もその例にもれず、連休はどこにも行かず、ほとんど毎日通常に教室を行っていました.おかげで連休疲れはなく、いつものペースが、何となく好調に続いている感じです. これから来る夏に向けて、気力・体力を充電しつつ、そろそろ新しい取り組みについても始動しなければならないと考えています(・・・ちょっとまだ公表できないのが残念ですが・・・).
◆今回、こちらの■ブログ RAUM のほうに、定期講座の各会についてのレポートをほとんど移しました.さらに、過去に書きためていた記事も、さかのぼってアップしている途中です.
■らせん教室・レポート については、Gaonは書くのが楽しくて仕方ないので、今回このホームページから移行したもの以外にも書きかけの記事がいくつかあります.でも、だいたい月に2回の頻度で行われていますからねぇ・・・正直、追い付かない感じもあります(残念!).
それから、以前パソコンがクラッシュした際に、バックアップをとっていなかったために失われた記事もたくさんあるのですが、救いだされたものもあって、シュタイナー教室の幼児クラスの保護者向けに発行している ■みずいろ通信 など、かなり昔に書いたものも、とりあえず掲載しています.・・・今更?という感じもなきにしも非ずなのですが、こうして一所にまとめてみると、「へ~結構がんばってきたんじゃないの?」と、自分をほめてあげたくもなりました.下手な文章で恥ずかしいのですけど.
今回は■アレキサンダー・ビンター先生の講座レポートもやっと書きました.
人形制作の上手なシュタイナー教室のお母さん■中野さんの作品カテゴリーも作りました.とても可愛いので、ぜひ見てみてください.今後も増えていく予定です.
また、RUM や人智学に関することだけでなく広い話題で、皆さまからのコメントもお待ちしています! *当ホームページの更新は今のところ不定期ですが、だいたい1カ月に1回くらいを目安にしています.どうぞよろしくお願いいたします. では皆さま、美しい初夏を存分にお楽しみくださいませ.
2009/5/14 雅音(Gaon)
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2009年 05月 02日
みなさん、こんにちは。緑が目にまぶしい若葉の季節5月になりました。 毎年のことですが、この季節の緑色の多様さには驚かされます。緑色と一口に言っても赤をたくさん含む柔らかい緑から、黄色がちの若草色、そしてビビッドで強烈な緑まで、たぶん数え切れないほどの緑色が周囲のいたるところに溢れています。
また、植物が一年間で最も成長する季節ということもあって、私たちを取り巻く自然の世界に満ち溢れているものすごいエネルギーに同調してか、何となく気分は 「躁」 的な状態になってしまうようです。私たち人間も、植物や動物たちと同じ自然界の生き物として感覚を共有しているのですから、あたり前のことなのかもしれませんが・・・。
この4月の始め、ドイツからアントロポゾフィーの画家である(シュタイナー学校で高学年の美術も教えていらっしゃいます)、アレキサンダー・ビンター先生が4年ぶりに来日なさり、今回は東京と福岡で、ワークショップと講座、それに併せて展示会も開催されました。福岡会場はもちろんラウムです。
4日間にわたる水彩画による色彩の本質的な体験は、ビンター先生から数々の示唆をいただきながらじっくりと深められました。参加なさった方々の心中には、それぞれの人生をより良く生きるための貴重な種子が生まれたのではないかと思います。ルドルフ・シュタイナーの提唱する教育には、「人智学的な人間観(世界観)」と「芸術」と「自然科学」が基本にありますが、色を感じ取り、そして表現するという行為ひとつをとってみても、それをほんとうの意味で [出来る] ようになるためには、長い時間と修練が必要なのだとつくづく感じます。
ですから、シュタイナー教室、とくに みずいろ に来ている子どもたちは、人生がまだ始まったばかりの幼い時分からこのような形で色彩を体験する機会に恵まれて本当に幸せだと、私は心から嬉しく思うのです。子どもたちは、まだ頭(知性)ではなく身体やそのもてる感覚器官すべてで「色そのもの」の本質を吸収していることでしょう。習慣的に繰り返し行われるこの教室での体験が、次の7年期、また次の7年期、さらには大人になったときに、その人の中でどんな力にメタモルフォーゼ(=変容)しているのでしょうか・・・?
そのことについて私は確信をもって言えるのですが、人や世界と関わって生きていく際の・・・もっと言えば人生を生き抜いていく際のとても強い自信(=自らを信じる力)になっているということは、まちがいありません。 できれば是非、お父さま、お母さま、また学校の先生がたなどにも、この色彩の体験をしていただきたいと願っています。 福岡シュタイナー教室・幼児クラス〈みずいろ〉講師 豊田康子5月の教室 毎週土曜日1:00~2:302日(第1週) ぬらし絵、ライゲン、おはなし 9日(第2週) ぬらし絵、ライゲン、おはなし 16日(第3週) 手作り *親子 ちまきorかしわ餅作り
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2009年 04月 25日
以前もここで紹介しましたが、手仕事のとても上手なシュタイナー教室の中野さんが、今年の春も [季節のテーブル] のためにイースターのたまごを (ひよこも一緒に) もってきてくださいました。いつも感謝です。
たった今 たまごの殻をわって 中から小さなヒヨコが生まれたところです。ピイピイとかわいい声がきこえますね。パステルカラーの黄色やピンクが柔らかくって 春の日差しそののものようです。
中野さんからはいただいた手仕事の作品がたくさんありますが、どれもが心のこもったとてもステキなものばかりなんです。 そうだ! このブログに ■中野さんの作品 というカテゴリーを作りましょう。これまでにいただいた妖精たちも おいおい紹介させていただきます。楽しみですね。 Gaon
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2009年 04月 24日
◆こんにちは.緑の葉っぱの輝きが目に眩しい季節になりましたね.緑色の種類のあまりの多彩さに巻き込まれて、ときどき失神しそうになるほどです.
さて、春は別れと出会いの季節.まさにそのことを実感する出来事が年代を追うごとに多くなるな~と、感慨ひとしおの今日この頃. でも、この春の始まりに心揺れていた子どもたちも、やっと新しい環境に慣れてきて少し落ち着いた頃ではないかと思います. ラウムで定期的に活動を行っている[福岡シュタイナー教室]では、学年替わりとともに新しいクラスに移った子どもたちがたくさんいます.皆、春休みをはさんで(心なしか)一回り大きくなったような姿と、そして期待のまざった弾むような笑顔で、最初の教室にやってきましたよ.
また、幼児クラス[みずいろ]はこれまで年長さんの割合が多いクラスでしたが、 今年度は3~4才児さんがほとんどとなり、雰囲気が大きく変わりました.この頃の子どもたちの成長の速さを考えると、それは当然のことですね. ・・・プクプクのほっぺや柔らかい手がたまらなく可愛いくって、まだ天使とリアルに一緒にいる感じの幼児さんたち.今年度最初の教室にはホンワカ~とした淡い桃色や黄色が飛び交っていました. ◆前回もご紹介しましたが、ベビーマッサージのクラス Kanon が、春からラウムを定期的に使用してくださることになりました.保育士やモンテッソーリ教育の指導者、べビーマッサージ講師など、たくさんの認定資格をおもちの はやしさん は、赤ちゃんとお母さんたちの幸せな時間をやさしくプロデュースしてくださいます.その活動は温かくも非常に精力的なもののようです. 子どもの成長はあっという間です.ご興味ある方は、ぜひ はやしさん までお問い合わせください. 2009/4/24 雅音(Gaon)
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2009年 04月 12日
みなさん、こんにちは。ことしの桜の花は充分に堪能なさいましたか?
私はこの季節、どこを歩いても辺り一面に薄紅色の雲が浮かんでいるようで、まるで天国にでもいるかのような幸せな気分になりました。こんもりと自分を覆う桜の天蓋の下でハラハラ舞い散ってくる花びらを頭に肩に受けるとき、桜の国に住んでいることを心から嬉しく感じるのでした。 でも一方で、桜の花はパッと咲いてパッと散る、駆け足で過ぎ去っていく「はかない美しさ」の象徴でもあります。あれよあれよという間に葉桜になり、こんどはキラキラと輝く緑の季節が訪れましたね。
3月のお別れ会では恒例のイースター・エッグ探しをしました。卵を探すときの子どもたちの真剣な表情や、見つけたときの嬉しそうな笑顔、そして大切そうに籠にしまう姿が目に焼き付いて(毎回のことですが)忘れられない思い出のひとつとなっていきます。
このイースター・エッグはいつも、私の家に住んでいる小人さんにお手伝いしてもらいながら作っているのですが、子どもたちにそのことを伝えると、年長さんくらいの子どもはだいたい決まって「え~!?うそだぁ」と言います。でも私は、「本当だよ」と応えます。だって、本当に妖精や小人のファンタジーをいただいているのですから。
とても昔の人たちは、そのファンタジーの力が現代の私たちに比べてたいへん強く、精霊の世界がリアルで具現的なものに感じられていたのでしょう。でも、現代でもそういう力を残している人がいます。私も、(少なくとも) 目に見えない世界を感じようとする気持ちをもち続ける大人でありたいと思っています。
まだ小さな子どもたちは魂の部分が天界にいるような意識状態なので、あまり早い時期から現実の物や出来事に侵されないように、大人は守ってあげなければなりません。そのためには、大人のほうのファンタジーの力を常日頃から活性化している必要があります。でも具体的にはどうしたらいいのか・・・?シュタイナーがたくさんの示唆を私たちに与えてくれています。どうぞ [みずいろ・親の勉強会] にもご参加ください。
―私は子どもたちに言います。「みんなも今は見えないなんて言っているけど、もっと小さいときは見えていたんだよ。忘れちゃったの?でも、これから先みんなが大人になったとき、また見えるようになるときが来るんだよ。そのときは小人たちと一緒に、小さな子どもたちのためにイースターエッグを作ってあげてね。」
ちなみに、[イースター]とはキリストの復活を祝う日のことす。なぜか、タマゴとウサギがシンボルです。春分の日を過ぎて初めて迎える満月の週末の日曜日にあたる日が [イースター]です。ですから毎年カレンダー上のイースターの日は変わるのです。また [イースター]には太陽と月の高さがちょうど同じくらいの位置にありますが、それは真反対の季節に祝われる中秋の名月のときも同じです。このとき日本ではウサギとお団子が出てきますね。…不思議なことです。洋の東西を問わず、そして季節の陰陽を問わず、このふたつの分節点のシンボルが、丸くて白いもの(お団子やたまご)とウサギなのです。そういう不思議に思いをはせてみるのも良いものです。 福岡シュタイナー教室・幼児クラス〈みずいろ〉講師 豊田康子4月の教室 毎週土曜 1:00~2:3011日(第2週) ライゲン、ぬらし絵、おはなし 18日(第3週) ライゲン、ぬらし絵、おはなし 25日(第4週) クレヨン自由絵 *子どもだけ
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2009年 04月 11日
◆こんにちは.皆さま、たいへんごぶさたいたしました. 2009年の幕開けはとおに過ぎ、今はもう4月!…なんと新学期ではありませんか.たびたびご迷惑おかけした方々にはまことに申し訳ありませんでした(謝々). 今回はラウムのスケジュールはじめ、他にもいくつか更新しています.ご確認をどうぞよろしくお願いいたします.
◆ピンク色に包まれた桜の枝木もすでに葉桜の緑色に変わろうとしています.季節の移ろいの早さをもっとも感じさせるこの春に、またしても貴重な体験の機会をいただきましたこと、感謝の至りです.
4年前にラウムで水彩画の指導をしていただいたアレキサンダー・ビンター氏が再来日なさり、福岡(ラウム)と東京のフォーラムスリーの2か所でシヒテンの集中講座と作品展示会が催されたのです.もちろん私も参加させていただきましたよ. この素晴らしい絵画三昧の4日間のレポート+おまけの楽しいエピソードについては、後ほどブログのほうに書かせていただきます.それにしても、いや~ほんっとにすごい方ですね、ビンター先生は!
◆お知らせです. 長い間ラウムで活動していただいたライア(中級)クラス・シルフィード 、3月をもってラウムでの教室を一旦閉じました.グループの活動は今後も続けられます.演奏会の情報など、今後もお知らせする機会があるかと思います. シルフィードさん、ラウムに対してもたくさんのご協力をいただき、ほんとうにありがとうございました.
変わって新しい定期クラスが始まりました.ベビーマッサージの Kanon です.こちらについても後日詳しくご紹介させていただきたいと思います.
2009/4/11 雅音(Gaon)
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